実写版ジョジョ4部を観てきたので感想文書きます。
実写版ジョジョ4部を観てきたので感想文書きます。
まずこれ、キメラすぎるというのが最初の感想。
スペインを舞台にした美しい地中海の街並みと、おもっくそ日本風な通行人や看板。そしてコスプレまがいの風体をした主要人物たちと、設定説明もそこそこにおっぱじまる異能力バトル。
貶してるように聞こえるかも知れないけど、違うんですよ。あまりのチグハグさに最初は面食らってたんですが、そのうちに慣れてくるというか。『もしかしてこれってすごく芸術的で高度な画面作りなのでは……?』と自分の気持ちがわからなくなってくるんですよ。
しかもそのくせ、物語の構成自体はしっかり作られてるんです。父殺しを自慢するアンジェロと父親に愛憎を抱く形兆、そして父親不在ながら親子三代幸せに暮らす東方家がきちんと対比されている。それに背景の街並みそのものは綺麗だから画面は常に華やかです。
そしてさらに困ったことにはこの作品、全っ然ジョジョっぽくないんですよ。この場合の『ジョジョっぽい』という言葉を正確に言語化するのはだいぶ難しいのですが、あえていうなら色使いとか台詞の抑揚とかそんな所でしょうか。
『元々はジョジョの実写版として企画されたけど版権の都合で一度ポシャった後にそのまま製作されたジョジョに似た作品』って言われても信じるかも知れない。原作のジョジョとあまりにかけ離れているので、どう受け止めていいかわからなくなりました。
私は矮小な人間なので、あまりに理解の範疇を超えられると拒絶してしまうんです。だからなおさら誉めればいいのか貶せばいいのか分からない。この感想文を書くにあたって、私がジョジョオタである事が足枷にしかなっていない事を残念に思います。
しかし、「原作未読者に勧められるか?」と聞かれれば、今度は説明不足っぷりが足を引っ張ってきます。仗助が異能力者であるという前振りがうまく機能しておらず、原作を知っている自分でも強烈な『置いてけぼり感』を感じてしまいました。でもこれ、「説明不足なのも含めてこの奇妙な世界観を構築しているのでは?」とこの置いてけぼり感を好意的に受け止める人がいてもおかしくないさじ加減なんだよなぁ。だからなおさら評価が難しい。
初見の人は「仗助って時間を巻き戻せるの?」とか「スタンドって一般人にもある程度は見えるの?」とかモヤモヤした疑問や誤解が残るのではないかといらぬ心配をしてしまいました。
(そういえばポケモン映画も、なまじ私がアニポケ直撃世代なだけに評価を下せずにいるんだよな。友人にどうだった? と聞かれて真っ先に「微妙……」と答えてしまった後悔が頭をよぎりました。具体的にいうとポケモンノソンザイシナイゲンダイニホンデセイカツスルサトシとかピカチュウガシャベルとか)
でも、バッドカンパニー戦はそんな複雑な想いも吹き飛ばすくらいに手放しで誉められます。とにかく見所が多く迫力があって、映画館で観られて良かったです。スタープラチナとかの人型スタンドやアクアネックレスのCGが軒並みショボかったので、良い意味で裏切られました。あと虹村形兆というキャラクターにここまで焦点を当てられたメディアはおそらく初めてなので、そういう意味でも「シブイねェ……まったくおたくシブイぜ」とニヤリとさせられてしまいました。……その割には形兆のビジュアルが一番イマイチなのってどうなの? とは思いますが……。
結局、この映画は私にはまだ早すぎたのかもしれません。もしかしたらもう一回観る か も。そしたらまた違った感想が生まれる……のか? ジョジョとは結構別物ですが、でも少なくとも原作へのリスペクトを感じますし、もしかしたら漫画よりもこの映画版の方が好きって言う人も出てくるかも知れない。っていうか、別物でありながらも原作への敬意をにじませるのって実はけっこう高度な技術なのかも、と感心してしまったり。
とりあえず、迷っているくらいなら観た方が良いよ、と言えるくらいのレベルは充分にあります。
USJのユニバーサル・ジャンプサマーでジョジョと銀魂とドラゴンボールを観てきたのでレポします
先日、「ジョジョの奇妙な冒険 ザ・リアル4D」を目当てにユニバーサルスタジオジャパンに遊びに行ってきました。ついでに銀魂とドラゴンボールのアトラクションも見てきたのでレポします。
まずはUSJ、とにかく双子コーデの人が多かった!大阪の人ってそんなにおそろいが好きなのか?それとも遊園地ってどこもこんな感じなのか!?
圧倒的な非日常の世界に気圧されつつ、まずは銀魂 ライブ・トークへ行きました。
具体的にいうと「アニメ映像を使った客いじり+キャラクター同士のドタバタ劇上映会」という形式。『遠方から来てる人』『今のクイズわかった人』などのテーマで客に挙手させ指名した人をいじっていきます。
このアトラクション、進行役のお姉さんがとにかくうまい! 銀さんいわく「遊園地の変なねーちゃんが客に絡むアレ」というやつですが(身も蓋もない表現だ)うまいこと客と万事屋の面々の間を取り持っていて良かったです。垢抜けた美人のお姉さんが「オィィィィィ!」とイタイ腐女子っぽい口調(いわゆる銀魂ツッコミ)で舞台を走り回る姿はなかなか見応えがありました。
っていうか銀さん、「今日の俺はアドリブきかねぇんだ。おまえら空気読めよ」ってぶっちゃけ過ぎでしょ。
このステージは中央と左右の計3つの画面で映像を流すので、すべてを見渡せる後方の席が良いかも知れません。
でもいじってもらえる確率は最前列か通路側の席が高いようなので、そこは好みで。
しかしクイズ大会では「お兄さんすごい速さで手を挙げましたね!? ちょっと行ってみましょう!」と最後尾中央の席までグイグイ行ってたのであんま関係ない気もします。
ちなみに指名される客はどれも成人した男女が中心で、明らかに人を選んでる感じはありました。小学生くらいの女の子が必死で手を挙げていたのですが、何を言い出すのかわからない爆弾みたいな気配がプンプンしてたんでおもっくそ避けられてた。今日の銀さんはアドリブきかないからね。しょうがないね。
ちなみに客側があまりに空気を読み過ぎて『銀時→新八ときてるから次は神楽だろうな』と推理し「神楽ちゃんが一番好きです」→「ラッキー!神楽シールをプレゼント!」という出来レースが発生したりもしました。(素で神楽が最推しだったのならごめんなさい。でも、誰が好きか聞かれたときに明らかに変な間があったので……)
あと他のUSJ定番アトラクションをある程度抑えておくとより楽しめるかも。エリザベスが「ここに来るまでなに乗ってきた?」とか聞いてきたりします。
後半のドタバタパートは銀魂に関する予備知識がないとややツライところはありますが、付き添いできた親が子供以上に盛り上がってる姿も見受けられました。
先に言っちゃうと個人的なベストアトラクションはこれでした。
その後にドラゴンボールZ ザ・リアル 4ーD at 超天下一武道会へ。
我々は天下一武道会を観戦する観客という設定です。
悟空・ベジータ・クリリン・ピッコロ・スーパーサイヤマンの五人がバトルロイヤル形式で闘うという超ワクワクする設定に始まり、ド迫力の3D映像がとにかく圧巻で「これはUSJじゃないとできないわ」と唸らされます。
かといってアクションシーン以外に見所がないかというとそんな事はなく、キャラクター同士の絡みもさりげなくあって終始ニヤニヤしっぱなしでした。
個人的にはクリリンと18号の夫婦がすごく良かった。18号はクリリンのこと好きすぎるでしょ。いままでノーマークだったけどこいつらかわいすぎるわ。
上映後そばでお姉さんが「やばい~~~~~、ベジータがやばいのぉぉぉ~~~~!! ブルマと、ベジータが……ベジータが『ブルマ』って……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~!!」と発狂していましたが、それもむべなるかなという感じ。
ちなみにクリリンVSピッコロへ混ざった悟飯が当たり前のようにピッコロ側へ加勢してクリリンをボッコにしてて笑った。あんたたち師弟本当に仲良いわね。
そして、本命だったジョジョの奇妙な冒険 ザ・リアル 4ーD DIOの世界へ。
観客たちはスピードワゴン財団の一員となり『承太郎VSDIOの戦いをサポートしてくれ』とジョセフに依頼されます。
「このゴーグルをかけるとスタンドが見えるようになるんじゃ」→ふーん。
「そして承太郎の視線を共有できるようになるんじゃ」→ほうほう。
「承太郎はお前さんのような無関係な人間を巻き込みたくないと言っておる」→……せやな。
「ワシはDIOの攻撃で瀕死の状態なので戦いには参加できん!(首の包帯ミセー)」→……は??
「この紫外線照射銃を使うんじゃ!こいつは一発撃ったら三分間チャージせんと再発射できんぞ!」→は!!??!!??
この映像が終わった時点で、悪い意味でざわつく場内。
『SPW財団の人間がラストバトルにがっつり干渉するってどうなん?』
『なんで紫外線連発できへんねん。50年前より劣化してるじゃねーか』
『ジョセフ首にナイフ刺さったのに余裕すぎワロタwwwww』
あと気になったのが、ジョセフがやたらと「DIOの時止め攻撃に気をつけるんじゃ!」「時止めには隙があるからよく観察するんじゃ!」って『時止め』を連呼してたんですけど。『時止め』って言い方、オフィシャルで使われるとすごく……安っぽい……です……。
不穏などよめきを抱えたまま劇場へ。
そして始まったアトラクションは……う~ん……言って良い?
すっげぇ微妙だったんですけど。
基本的には3部ラストバトルをなぞりつつ主人公が介入したり承太郎に助けられたりする……ってシナリオなんですが、DIO戦って細かい駆け引きを端折るとすごい退屈になるのな。
なんとなーく承太郎がピンチになって、なんとなーく時止めを習得して、そしたらなんかいつの間にか承太郎が優勢になって勝ちました~という程度。
ポルナレフの役割を奪って主人公が承太郎と合流するのですが、それがなんだか一昔前のドリーム小説のようでちょっと懐かしい気分にさせられました。Z戦士五人・18号・ブルマ・ミスターサタン・ブロリーなどが登場したDBと違って、ジョジョには承太郎・DIO・ジョセフの三人分のモデルしかありませんからね。ポルナレフの登場する余地なんて最初からなかったんや……。
あと、DIO様の顔ブサイクじゃなかった?
それと個人的にはカイロの街並みがやっつけ仕事だったのがマイナス。主人公は立体起動装置でも持ってるのかってくらいにビュンビュン飛びながら二人の戦いを追いかけるのですが、背景がきれいなだけでずいぶん評価は上がったと思うんですよ。
でもリアルに作りすぎてモスクまで再現しちゃうとまためんどくさい事態に
ラストはDIOに紫外線銃を当てて承太郎にガッツポーズしてもらって終わり。なんですが、なぜかジョセフが「これで全部終わるといいんじゃがのぅ……」とかすっげぇ後味の悪い事を言い出して幕切れになります。
なぁ、なんだこれ。なんなんだよこれ。ウンコしたあと流さずにトイレから出てきたような不快感だぞオイ。もしかして4部映画の宣伝のつもりか? 他の客もみんな微妙なツラしてたぞ。
『花京院!イギー!アブドゥル! 終わったよ……』がないだけで3部ラストってこんなにも味気なくなってしまうモノなんですね。
先に見たドラゴンボールの出来が良くてハードル上がったのもありますが、自分は割と結構ガッカリ。ジョジョを知らない人もいたみたいなんですけど(「スピードワゴン財団ってなに?」みたいな声がチラホラ聞こえてきた)これだと『ジョジョって初めて見たけどなんでこんなのが人気あるの?』って言われても仕方ないと思った。
一応言っておくと、スタッフが着ていたSPW財団の制服のクオリティは高かったですよ。そこの売店にある学芸会みたいな承太郎帽子よりもそっちのSPW財団キャップ売ってくれよ!
大阪近郊に住んでいるジョジョファンの方は、せっかくだし行ってみても良いと思います。しかし遠方に住んでる人間がハードル上げながら遠征してまで行く必要があるかというと……。
でもTwitterとか見てると割と好意的な意見も多いんですよね。まぁあくまで私個人の感想と言うことで。
ちなみにUSJは再入場禁止だそうです。それを知らなかった自分は予定をだいぶ狂わされて大変でした。
以上レポっす。
おまけ:USJでおこなった唯一の実況ツイート
バキュームフェラやんけ pic.twitter.com/lGHXELZFUw
— トゥルーマン戸川 (@truemantogawa) 2017年7月1日
後楽園の弱ペダコラボで次元の壁を越えあの世で結婚式を祝わされた話
後楽園駅で待ち合わせ、東京ドームシティ×弱虫ペダルのコラボイベントに熱狂的なT2クラスタの友人と行ってきました。
自分「ニュージェネのEDすごかったね、T2のやつ」
友人「T2結婚おめでとう……T2結婚おめでとう……」
そんな事を話しながらチケットを買って遊園地へ。飯を食い、観覧車などをしばし楽しむ。
「あそこに青八木がいる!」
友人がめざとく見つけたのは『ピクシーカップ』、ひらたく言えばコーヒーカップの乗り物。
自分「T2が並んどる!(パシャパシャ)」
友人「二人の等身大パネルが隣同士に配置されとる!(パシャパシャ)」
ひとしきり撮影を楽しんだ後、
「どうする?」「まぁ乗ってみるべ」と適当にコーヒーカップに乗り込む事に。それが黄泉の国への片道切符だとも知らず……。
コーヒーカップが動き出すと同時に流れ出したのは『ナウオアネバー』
自分(これ、あのEDで流れた曲じゃん)
友人「ああああぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁ!!」
自分「どうした!?」
友人「T2ちゃあああああぁぁぁぁぁん!!」
ナウオアネバーに煽られ、狂ったようにカップを回転させはじめる友人。
自分「やめろ! 胃の中身が飛び出る! 脳みそがシェイクされる! やめろ、やめろおおおぉぉぉ!!」
友人「あっひゃっひゃっひゃ!! ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」
腹の中を暴れまわる昼食のみそ汁! 頭の中を駆け巡る脳汁! 体中の血液が遠心力で末端に集められたときに、意識は三次元を飛び越えて二次元から四次元にまで霧散する 流れるナウオアネバー! 頭をかち割るような頭痛! ナウオアネバー! 逃れられぬ高回転! だったら……2にするか……!
自分「T2の結婚式……実在したというのか……!?」
友人「ヒヒ……ヒヒヒヒヒ……」
すべてが終わった我々は、植え込みのそばでがっくりと肩を落として座り込んでいた。
そばでは水しぶきを上げる遊具に群がり、無邪気に遊ぶ子供たち。
自分「なんだったんだ今の体験は……あの次元の向こう側は……」
友人「…………」
自分「でも、いいんだ。やっと、やっと現実の世界に帰って来れたんだ。やっと元の世界に……」
生還を喜ぶ私の前で、遊具はいきなりミストを発生させる。辺りは怪しげな霧に包み込まれる。
自分「なんだここは……三途の川……?」
ここはどこだ? 遠くからナウオアネバーが聞こえる。まだ目が回っている。T2の等身大パネルを白い霧が包み込んだ。吐きそうだ。ナウオアネバーが風に乗って聞こえてくる。
自分「遊園地のアトラクションを丸々ひとつ使ってT2の結婚式を祝うなんて……狂ってやがるぜ……」
頭が割れる。霧で視界が真っ白になる。子供たちが笑っている
どこからか歌が聞こえる……ナウオアネバー……あっ!
てしま じゅんた さん あおやぎ はじめ さん
ごけっこん おめでとう ございます
『弱虫ペダル NEW GENERATION』ノンクレジットEDムービー(「ナウオアネバー」佐伯ユウスケ)
アニメジョジョ4部 32話のアニオリ鋼未起シーンがいかに偉大な功績を成したか説明したい
トゥルルルルル…ガチャッ
自分「あっ!あのさ~!!こないだのジョジョアニメの鉄塔回見た?見たよね!?」
友人「見てねー。ジョジョ自体あんま知らんわ」
自分「そうなんだ、それでさ!なんと!!アニメオリジナルで未起隆と鋼田一のツーショットがありました!鉄塔の中に佇む未起隆と、そばで料理してる鋼田一!!きゃあぁぁ~~~~!!パチパチパチパチ」
友人「だから見てねーっつってんだろ。それで?」
自分「いままで未起隆の事、まぁもちろんそこそこいいとは思ってたよ?でも今度のアニメでさ~、声が付いてスッゴク良いなって思い始めたんだよね!!作画も最近は微妙だったけど、でも鉄塔回はアップの絵にはきちんと力入ってて、鋼田一が未起隆を張り付けにしたシーンとか髪型が変わって、そうそう未起隆の髪型って原作だと初登場時と鉄塔回で変わっててね…(超早口)」
友人「……あぁー、わかった。つまり、アニメオリジナルでツーショットシーンが追加されて……まぁありがちだよね~(笑)アニメのそういう些細な燃料でファンが喜ぶって(笑)」
自分「……おいテメー……いまなんつった?」
友人「え?だから些細なツーショットシーンでファンが喜ぶって……」
自分「確かに聞いたぞコラーーーーッ!」
アニメジョジョ4部 32話のアニオリ鋼未起シーンがいかに偉大な功績を成したか
~鉄塔の中に未起隆がいる意味、鋼田一が料理をする意味~
支倉未起隆
自称・宇宙人。マゼラン星雲からやってきた宇宙船のパイロットらしい。
彼の母親いわく「自分は宇宙人だと周囲の人々に吹聴するせいで、東京の学校でも問題ばかり起こしていた。息子の話を真に受けないでくださいね(意訳)」
彼が本物の宇宙人なのか、それともただの電波さんなのかはいまだにファンの間でも議論のネタになったりする。
変身能力を持つが、直接的な戦闘には向いていない。
鋼田一豊大
廃棄された送電鉄塔を買い取り、その中で自給自足の生活を送る男。偽名。
当初は対人関係に嫌気が差し自ら望んで鉄塔生活を送っていたが、能力が暴走し
『鉄塔の中に誰か一人がいなければ絶対に出られない』という条件のもと中に閉じ込められていた。
外に出るため誰か一人を塔の中に閉じ込めるべく、主人公・仗助たちに戦いを仕掛ける。
↑こんな感じで出られなくなります。
そんな彼らが戦いを繰り広げ……
この未起隆めっちゃエロいですね
最終的にはボコボコにされた鋼田一が「反省しました、もう外に出たくありませ~ん(泣)」と改心して手打ちとなりました。
友人「ふーん、そっか。ところでさ、なんでその二人のツーショットがそんなに大事件になるわけ?」
自分「まだわからぬのかッ!!」
友人「???」
自分「鋼田一の能力を考えてもみろよ。鉄塔の中で鋼田一と一緒にいるってことはつまり、いつ中に閉じ込められてもおかしくないって事だぞ!?」
友人「……あっ!」
自分「改心したっつってもいつ豹変して攻撃を仕掛けてくるかわからない相手と、二人っきりでいられるか、フツー?しかも未起隆は戦っても勝ち目はないんだぞ?」
友人「なにそれ。未起隆は聖人なの?それともただの馬鹿なの……?」
自分「そう……まるで迷子のキツネリスに自分の指を噛ませて、こわくない、こわくないってするように……」
友人「キツネリスの例えはよくわからんけど、言いたいことはわかったわ。じゃあ鋼田一が料理してるのは……」
自分「未起隆に対して『もう襲いかかったりしないよ』っていう、彼がいま出来うるなかで最大限の友好のポーズな訳だよ」
友人「あぁ、手がふさがってますよアピール、みたいな?」
自分「鋼田一は、そりゃあ未起隆の方見れないよなぁ……さっきまで閉じ込めようとして戦った相手なんだからなぁ……」
友人「ところでこの億泰って子かわいいね(←聞いてない)」
自分「ちなみにここで鋼田一が作ってる魚料理、結構手が込んでてうまそうなんだわ。自給自足のこいつにとってはこれってかなり奮発した食糧なんじゃ……?ってネットじゃかなり指摘されてるんだよね。ぜひ見てほしいよ」
友人「え~、魚料理のキャプも貼ってくれるんじゃないの?ケチ……とりあえず、ジョジョのアニメ、見てみよっかな」
自分「見るんじゃあなくて観ることだ……聞くんじゃあなく聴くことだ(キリッ)」
友人「なに言ってんだコイツ……?とりあえず借りてくわ、バイバ~イ」
自分「あっ、ちょっと、待てよ~(キャッキャ)」
END
警察で被害届の取り下げをしてきたからレポします
先日盗難された自転車が見つかりました!
これは、上記の記事の後日談になります。
盗難された自転車は、放置自転車として撤去されていました。
集積所での返還には母が行ってくれました。サンキューマッマ。
通常は撤去料がかかるのですが、事前に盗難届をだしていたおかげで免除になりました。
しかし、集積所から警察に確認を取るまでにえらく時間がかかり、30分ほど炎天下で待たされたそうです。
母には頭が上がりませんね……。
集積所で母は、「被害届の取り下げをした方がいいよ」と勧められたそうです。
なので、その取り下げに行った様子をレポします。
まず被害の取り下げは、被害届を出したA町ではなく、事件の管轄のB町警察署でないと行えないそうです。
(オラの所のA町交番と違って、B町警察署は都会だべ……建物もでっけぇなぁ……)
などとキョロキョロしながら受付のおじさんに
「盗難された自転車が見つかったので被害の取り下げをしたいのですが……」
と言うと、「ちょっと待っててね」と内線で確認をし始めました。
「えーと、盗難の取り下げで……内容は自転車ね。はい、はい、よろしくー」
などと話をしてから、
「ではあちらの刑事課へ行ってくださいね」
と教えてもらいました。
刑事課へ行くと、カーキ色のジャケットに無線を装備したスキンヘッドのお兄さんが待ち構えていました。刑事課という名前でしたが、見た目は普通のオフィスという感じです。
「じゃあ、こちらでお願いします」
案内されたのは、刑事課の奥にある『相談室』と書かれた部屋でした。
(これ、もしかして刑事ドラマとかでちょいちょい出てくる奴だべか……オラはじめて見ただぁ……)
少し緊張しましたが、個室のドアを常に開けていてくれてたので窮屈さはなく、安心できました。
「いつ被害届を出されましたか?」
と聞かれたので、前回もらった連絡メモを渡すと、すぐに被害届のコピーを用意してくれました。
先日書いたまんまで、シャアザク号の時価や私の拇印などがそのままあります。
スキンヘッドお兄さんはそこから、盗難現場の住所や新品価格などを書き写していました。最後の部分は、被害者本人が届けを取り下げますという署名になっています。
「じゃあ、今日の日付と名前と拇印をここに書いてもらったらおしまいです」
「はい、ありがとうございます。ところで質問なんですが、取り下げって警察署に来ないと出来ないんですか?電話などでも手続きってできますか?」
「うーん、直接来ないと出来ないですねぇ」
「そうですか、ありがとうございます」
ちなみに所要時間は10分弱くらいで、すぐに終わりました。
被害届を出すのには1時間くらいかかったので、これは嬉しい誤算でしたね。
以上レポっす。
交番で被害届出したからレポします
私はA町に住むごく普通の一般市民。B町まで赤いママチャリに乗ってショッピングへ行ったところ、自転車を盗難されました。
「不法投棄やなんかされた時に撤去費用を請求されるかもしれないから、警察署に届けだしとき!」
と家族に勧められたので、被害届を出すことにしました。
プルルルル…
自分「すみません、自転車が盗難にあったので届けを出したいんですけど……」
B町警察署『わかりました、最寄りの警察署か交番に行って被害届を出してください。自転車の防犯登録番号はわかりますか?』
自分「すみません、ちょっとわかりません。控えもないと思います……」
B町警察署『そうですか。他に自転車って持ってますか?』
自分「えーと、もう一台緑の自転車があります」
B町警察署『じゃあ、そっちの自転車の番号だけでもメモしてきて下さい。照会する時に手がかりになるかもしれませんので』
自分「わかりました。なくしたのはB町ですが、うちの近所のA町交番で手続きしてもいいんですか?」
B町警察署『いいですよ。どこの警察署でも交番でも届けは出せます』
という訳で、A町交番へ向かいました。
説明をしておきますと、うちには2台の自転車があります。
シャアザク:今回盗まれた自分の自転車。ママチャリ。赤いからシャアザクと命名する。五年くらい前にお母さんが買ってきた。防犯登録番号は不明。
旧ザク:うちにあるもう一台の自転車。主に弟が使う。旧ザクって名前だから、確か緑の自転車だったはず(←伏線)車体に貼った警察署のステッカーに防犯登録番号が書いてある。
~A町交番~
自分「すみませ~ん、自転車を盗まれたんで届けを出しに来ました~」
おまわりさん「どうも、こんばんは~。じゃ、そこに座ってね」
出てきたのは、気のよさそうなおじさん警官。
交番の机の上には外国人相手でもコミュニケーションが取れるような「ものをなくした」「みちにまよった」「だれかになぐられた」「いたい」「いたくない」「はい/ある」「いいえ/ない」などの簡単な言葉の外国語訳とイラストを描いたシートがありました。わかりやすくていいね。
基本的におじさんの質問に答える形で話は進んでいきます。
自分「かくかくしかじかという訳で……防犯登録番号がわからないんです」
おまわりさん「わかりました。いまから電話で照会するから、ここに住所と登録者名と、あと自転車の色やなんかの特徴も教えてね~」
自分「えーっと、登録者は両方ともうちのお母ちゃんの山田母子。自転車はシャアザクと旧ザクと言ってですね……」
おまわりさん「なるほど。……(プルルル)もしもし、自転車の検索頼みたいんだけど~」
(おわまりさん電話中―――)
おまわりさん「……う~~~~ん……ごめんね、ちょっとうまく見つからないなぁ。きみんちにある方が、茶色い自転車として登録されてるんだわ。おかしいなぁ……」
自分「えぇー?うちの旧ザクは確かに緑の自転車で……緑……あ、あぁ~っ!!」
おまわりさん「どうしたの?」
自分「……うちにある方の自転車なんですけれど、旧ザクのシールをカゴに貼ってあるだけの、茶色い自転車でした……」
おまわりさん「あぁ~、そうなんだね~。盗まれた方が赤なのはあってる?」
自分「はい、間違いありません」
という訳で時間はかかりつつも、なんとかシャアザク号の防犯登録番号がわかりました。
おまわりさん「盗難にあった住所なんだけど……」
自分「B町の畳屋の前です。住所は、BB市B町の……三丁目だったかなぁ?」
おまわりさん「B町かぁ~。おじさんB町の地理には詳しくないからなぁ~」
といいつつ地図を持ち出して、速攻で「このスーパーの近所だっけ?だったら四丁目だね」と当ててくるおじさん。すげぇ。
おまわりさん「ところで、盗難品の時価はいくらくらい?」
自分「え~?考えたこともなかったな……。そもそも自転車っていつもお母さんが買ってて、いくらくらいか想像もつかないや。新品で三万円くらいかな?シャアザクは中古だけど、赤くてカッコイイから一万円くらいかな」
おまわりさん「(笑) 自転車って、最近だと新品でも1万円くらいで売ってるよ。中古だから、だいたいそこから3~5割くらいになるかな」
自分「なるほど。じゃあ古い自転車だし、3千円くらいだと思います」
おまわりさん「だいたいそれくらいだね。ところで、新品ではいくらだった?」
自分「それじゃあたぶん1万円くらいですかね……母に電話して聞いた方がいいですか?」
おまわりさん「だいたいで平気だよ」
こんな感じで自分から聞き取った内容を、おまわりさんが所定の被害届の用紙に書き込んでいきます。最後はその用紙に自分の住所や名前や職業を書き込み、印鑑を持っていなかったので拇印を押して完成。終わったら、『本件について連絡がある場合はB町警察署の刑事課 03-xxxx-xxxx までお願いします』というような事が書いてある連絡メモなる用紙を控えとしてもらっておしまいでした。
交番に行くというのは初めての体験だったのですが(普通の警察署なら免許の更新などで行ったことあった)行ってみて良かったです。でも所要時間は1時間くらいかかったので時間に余裕があるときじゃないと駄目ですね。
以上レポっす。
※2016.08.16追記
自転車が見つかりました!被害届の取り下げをしたので、その時の話も記事にしました。
劇場版ファントムブラッドの思い出 あるいは青春の反省
せっかくの映画館。「ジョジョファンってダッセーな」と思われるのを危惧して、私は一張羅で出かけました。カーキ色のジャケット。ベージュのシャツ。SEIYUで買った茶色い靴。どんな格好でおでかけしたのか、いまでも思い出せます。
映画の悪評はすでに知っていて、それを覚悟のうえで、映画館の椅子に座っていたように思います。当時の自分はなにを思い、どんな気持ちで上映を待っていたのか……?その記憶には、感情の部分がすっぽりと抜け落ちているのです。
それを知るために、起こった事、思った事を、出来るだけ掘り起こしてみたい。
過去を取り戻す為に書かれた文章ですので、こうして見ると読みづらい点多々あると思います。が、これが私の中にようよう残った、ファントムブラッドのおぼろげな記憶なのです。
冒頭、チベットの山奥でツェペリさんが予言を授かるシーン。雲の広がる山の頂で波紋を使うと、雲が波紋の形を作って、壮大な光景が出来上がります。これぞ映画、という絵面でつかみはOK。
そして舞台はイギリスへ。まずはディオが乗っている馬車の車輪がなにやら四角く、おや、と一抹の不安を作画に覚えました。
ジョースター邸の背景美術は素晴らしく、さすが劇場アニメだと思いました。
そしてダニーを蹴ったディオが言います。
「僕は犬が嫌いだ。人間に媚びへつらう態度に虫酸が走るのだ」
この台詞は、いまでもしっかりと覚えています。
そこからはしばらく記憶がありません。後年『映画版のディオってジョナサンの枕に針仕込んでたよな』と言われているのを目にし、youtubeで該当のシーンも見ました。ですが、本当になにも覚えていないのです。
ズキュウゥンのシーンは、ジャーンチャララーンというようなBGMが流れていたように思います。当時2chで「あのシーンディオがエリナに舌入れてるような動きだったぞ」というイチャモンがついていたのですが、今となっては確かめる術がありません。そしてダニーの死。『PS2のゲームと違って、映画はPG-12指定だからちゃんとダニーが焼け死ぬ!』というのが映画の売りのひとつだったと思うのですが、覚えていないなぁ。もったいないなぁ。
そしてディオが石仮面をかぶると、緑の光が辺り一面に溢れます。ほーん、映画らしい派手な演出だなー、と見ていたら、その光は屋敷の外まで溢れており、それを遠目に見ていたツェペリさんが一言。
「ムッ! あの光は……」
そんなトンチキなシーンがあったように記憶しているのですが、それは私の妄想なのでしょうか。ていうか、ジョースター邸が目視できる距離にいるのなら、なぜ加勢に来ない?それを考えるとちょっといろいろあり得ないシチュエーションなので、もしかしたらこれは私の記憶間違いの可能性が大いにあると思います。情報求む。
燃え盛るジョースター邸でのアクションシーンは、なんとなく覚えているような気がします。
そしてエリナによる看病。水樹奈々の声は、クセもなく合っているように思いました。そして、ジョナサンの病室に現れるツェペリさん。夜、レースのカーテンのかかった窓際に現れたツェペリさんは、小山力也さんのカッコいい声もはまっていて、「こういうエピソードの繋ぎでの尺を詰めるならまぁいいかな」と思えました。
そして修行……したっけ?ズームパンチとか、使ったっけ?まぁ、いいや。
ディオの根城に乗り込んでいくシーンは、スピード感がありました。こう、地面がブワーッとせり上がっていって、ジョナサンとツェペリさんが足場をピョンピョン進んでいって、それが何者かと剣を交えながらビュンビュン上っていったような……それがたぶんタルカスとブラフォードのつもりなんだよね?っていうか……。
そして戦力が分断された二人。気を失ったジョナサンの首筋にディオがおもいっきり噛みつこうとします。そこをツェペリさんに邪魔されて、ディオが絶叫。
「無粋な輩がー!」
このやりとりに801板がえらく盛り上がっていた記憶があります。『ディオがジョナサンの首筋に噛みつこうとした!!』と。ただあの板、北斗の拳のエロゲー(乳はSHOCK~パイを取り戻せ~)もめちゃくちゃ楽しんでたんですよね。レイとユダがくっつくルートがあるぞって、エロゲー板以上に活発な攻略情報が飛び交っていました。だからあの連中が楽しめたからって、すなわち万々歳って結果にはならないと思います。……まぁ、北斗の拳の話はいいや。
その後の記憶は酷くおぼろげです。エリナと結婚して、客船には……乗ったよな。「エリナが見知らぬ赤ん坊を助けるシーンもないから第二部につながらねえよ」という指摘をたびたび見ますが、記憶が古すぎて、本当に助けていないのかそれともそのシーンを私が忘れただけなのかは判断がつきかねます。
そしてラスト、SOUL'D OUTの主題歌が流れるスタッフロール。この主題歌困ったことに、ジョジョの世界観にはマッチしていますが、第一部……特にこの映画の作風には、絶望的に合っていないのです。曲単体で聴くとスッゲェいい曲なんだよゥ。この映画との食い合わせが超絶悪かっただけなんだよ!だから現在、この曲が正当な評価を受けていることが、私にはすごく嬉しいです。当時は坊主憎けりゃの精神で、この曲まで槍玉に挙げる人もいましたから。
そしてラストで登場する、DIOの棺桶。でも、いいんです。今思えば、あれがあったから我々は挫けなかった。そう思うことにします。
こうして振り返ってみれば、いい思い出ばかりでした。気分が良いです。
世界五分前仮説、という考え方があります。
この世界は五分前にいきなり始まったもので、お前の持っている記憶は五分前に作られた偽りの記憶だ、とするものです。
面と向かってこの仮説を唱えられたとして、それを否定する事が出来るのでしょうか。
自分の記憶に、確固たる自信が持てるのでしょうか。
果たして無力な我々に『ジョジョ一部が映画化され、実際に全国の劇場で公開された』という事実を証明する事ができるのでしょうか。公式サイトは、すでにドメインが消失しアダルトサイトになっています。
当時のパンフレットが、特集が、我々になにを語ってくれる?
あの映画は、もしかしたら私の見た奇妙な白昼夢だったのかもしれない。最近そう思います。